クレステッドゲッコーの冬の温度管理とおすすめ保温器具まとめ【寒い時期を安全に乗り越える!】

クレステッドゲッコー

クレステッドゲッコーは丈夫で飼いやすいヤモリとして人気がありますが、冬の温度管理だけは注意が必要です。

熱帯地域原産のため寒さに弱く、室温が下がる日本の冬では、しっかりとした保温対策をしてあげないと体調を崩してしまいます。

この記事では、

  • 冬に気をつけたい温度の目安
  • 効果的な保温方法
  • 実際に使いやすいおすすめ保温器具

を具体的に解説します。

この記事を参考に、寒い季節でもクレステッドゲッコーが快適に過ごせる環境を整えていただけたら幸いです^^


クレステッドゲッコーに適した温度帯

クレステッドゲッコー(Crested Gecko)は、ニューカレドニアの温暖な地域に生息しています。

そのため、高温にも低温にもあまり強くありません

飼育環境での理想温度は以下の通りです。

昼間22〜28℃30℃を超えると危険。直射日光NG
夜間20〜24℃18℃を下回ると活動が鈍る
冬の最低ライン18℃15℃以下は命の危険あり

特に夜間は室温が一気に下がるため、「昼間は大丈夫でも夜に冷えすぎる」ケースが非常に多いです。

温度計をケージ内の上下2か所に設置して、温度の変化を常に確認できるようにしましょう。


冬の温度管理で注意すべきポイント

冬場にありがちなトラブルは、次のようなものです。

  1. 夜間の急な冷え込み
     日中は暖かくても、深夜〜早朝に室温が急低下することがあります。
     サーモスタットで一定温度を保てるようにしましょう。
  2. ケージの設置場所
     窓際・壁際など冷気が流れ込みやすい場所は避けます。
     比較的暖かく安定した場所へ移動すると効果的。
  3. 湿度とのバランス
     保温を強めると乾燥しやすくなります。
     湿度は**60〜80%**をキープできるよう、霧吹きや加湿器を併用しましょう。

クレステッドゲッコーにおすすめの保温器具5選!

ここからは、使いやすいおすすめ保温器具を紹介します。

初心者にも扱いやすいものを中心に厳選しました!


Zoo Med セラミックインフラレッドヒートエミッター

光を出さずに熱だけを放射するタイプのヒーター。

夜間でも明るくならないため、昼夜のリズムを崩さず保温できます。

  • 上部設置型でケージ全体をふんわり暖める
  • 遠赤外線でじんわり温まる
  • サーモスタット併用で過熱防止

おすすめポイント
寝ている間も使える万能タイプ。大型ケージや冷えやすい部屋に◎

樹上性のクレステッドゲッコーには火傷のリスクなど、危険につながるケースも・・・

設置する際は、金網越しや、ケージ外上部に設置するなど、クレスが安全快適に過ごせるように設置してあげましょう。

個人的には、同じセラミックヒーター(保温球)のタイプで、安価で気軽に試しやすいこちらのセラミックヒーターもオススメ↓


ビバリア マルチパネルヒーター(16W)

ケージの背面や側面に貼って使うパネルタイプ。

放射熱でケージ全体をゆるやかに保温でき、冷気の侵入も防ぎます。

  • 貼る位置で温度調整がしやすい
  • 断熱材を背面に貼ると効果アップ
  • 電気代が安く、24時間稼働も安心

おすすめポイント
「常に一定温度をキープしたい」人にぴったり

ケージの空間を温めるというよりも、設置面をじんわり温めるタイプのヒーターのため、気温がグッと下がる真冬は他の保温器具と併用して使用すると◎


ジェックス レプタイルヒート S

小型〜中型ケージに最適なヒートマット。

ケージ底や側面に貼って、足元からじんわり温めます。

  • クレステッドゲッコーの夜間冷え対策に最適
  • 縦長ケージが一般的なクレスには側面に貼るがベスト
  • サーモスタットで安全制御可

おすすめポイント
初心者でも扱いやすく、冬場の保温対策にも安心な定番アイテム

我が家のクレスに初めて購入した保温器具がこちらでした。

他のパネルヒーターと比べて温度高めでしっかり温めてくれるところが非常に気に入っています^^


GEXエキゾテラ ヒートグロー赤外線スポットランプ(50W)

赤外線ランプで、生体をじんわり温めるタイプ。

ケージ内に**「ホットスポット」**を作るのに向いています。

  • 赤外線で自然な温もり
  • 夜行性のクレスにも使いやすい
  • 高温になりすぎないよう距離に注意

おすすめポイント
爬虫類が感じにくいとされる赤い光で、夜間の保温にも◎

50Wではちょっと熱いかも・・・と思われた方には、25Wのナノタイプも販売されているので、飼育環境に合わせたものを使用してみてください^^


GEX EXOTERRA ヒーティングトップ S

ケージの上部に取り付けて使う薄型ヒーター。

上部からの放射熱で、ケージ内の空気を自然に温めてくれる優れもの。

  • ケージ上部に置くだけで設置がスマート
  • シンプル設計で使いやすい
  • ケージ外設置だからレイアウトを邪魔しない

おすすめポイント
ケージの見栄えも重視しつつ、寒い季節の温度管理をしっかり強化!


保温器具は組み合わせて使うのがベスト!

クレステッドゲッコーは「高温NG・低温もNG」という繊細な種類です。

そのため、1つの器具で全てをカバーしようとせず、複数を併用するのが安全です。

↓たとえばこんな組み合わせが効果的↓

器具設置場所役割
マルチパネルヒーター背面ケージ全体の保温
レプタイルヒート底面局所的な暖かさを確保
セラミックヒーター上部夜間全体を保温
温湿度計+サーモスタット管理機器温度を一定に保つ

このように組み合わせることで、昼夜の温度差・部屋の冷え込み・急激な変化を防げます。


保温器具とあわせて意識したい工夫

  • ケージの周囲に断熱材や毛布を巻く(ただし通気は確保)
  • 床にコルクマットを敷いて冷気をカット
  • 夜間はエアコンの設定温度を下げすぎない(エアコン管理ができる場合)

温度計はホットサイドとクールサイド両方すると、なお良し!

見た目以上に温度ムラができることがあるため、実測が大切です。


まとめ:冬の温度管理でクレステッドゲッコーを守ろう

冬の日本は、クレステッドゲッコーにとって過酷な季節です。

しかし、適切な温度管理と保温器具を組み合わせれば、安心して冬を越せます!

この記事のポイント

  • 理想温度は昼22〜28℃、夜20〜24℃
  • 18℃を下回るとリスクあり
  • ケージ位置・断熱・湿度も大切
  • セラミックヒーター+パネルヒーターの組み合わせが最強

適切な保温器具を選び、設置・監視をしっかり行えば、クレステッドゲッコーが快適に冬を過ごす環境を作ることができます。

今回ご紹介した器具や方法を参考に、飼育環境を整えて冬に向けてしっかり備えましょう^^

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