冬が近づいてくると、ロシアリクガメの様子が「なんとなく違う」と感じる瞬間が増えてきます。
動く時間が減ったり、餌への反応が鈍くなったりすると、「体調が悪いのかな?」「このまま様子を見ていて大丈夫?」と、不安になる方も多いのではないでしょうか・・・
特に初めて冬を迎える場合は、どこまでが季節による変化で、どこからが注意すべきサインなのか
判断がつきにくいものです。
この記事では、温度や湿度の具体的な数値には踏み込まず、冬によくある変化の捉え方や、落ち着いて確認してほしいポイントを中心にまとめています。
「慌てて何かをする前に、まず何を見ればいいのか」その整理ができるような、ささやかな手助けになれば幸いです。
ロシアリクガメは冬になるとどう変わる?

冬が近づくと、ロシアリクガメの様子には少しずつ変化が出てきます。
まず目立ちやすいのが、行動量の低下です。
夏場のように活発に歩き回ることが減り、シェルターの中で過ごす時間が長くなります。
また、呼びかけや物音への反応が鈍くなったように感じることもあるでしょう。
食欲についても、急にガクッと落ちるというよりは、「食べる量が減る」「食べる頻度が下がる」といった緩やかな変化として現れることが多いです。
これらは必ずしも異常ではなく、季節の変化に対する自然な反応である場合も少なくありません。
動かない=体調不良?まず落ち着いて見てほしいポイント
冬になると、少し動きが鈍くなっただけでも「具合が悪いのかな・・」と不安になりますよね。
ですが、すぐに体調不良と判断しなくてもよい場合もあります。
様子見してもよい状態とは
こうした状態であれば、一時的な活動量低下として様子を見る余地があります。
すぐ判断しなくていい理由
ロシアリクガメは、環境の変化に対して慎重に行動を控える傾向があります。
特に冬は「無駄に動かない」こと自体が、防御的で自然な行動でもあります。
焦って環境を頻繁に変えたり、過度に刺激を与えることが、かえってストレスになる場合もあるため注意が必要です。
実際に飼育していて感じたのは、「動かない」こと自体よりも、その前後の変化を比べることの方が大切だという点でした。
冬に餌を食べないとき、どこまで様子見していい?
「数日食べていない」という状況は、冬場には珍しくありません。
ご飯を食べていないと、不安になってしまいますよね・・・
ですが「食べない=すぐに危険」と焦って考えすぎなくても大丈夫な場合もあります。
食べない=危険、ではない
気温や日照時間の変化によって、消化活動がゆっくりになると、カメ自身が自然と摂食量を調整することがあります。
一時的な拒食だけであれば、体が季節に順応している途中の可能性も考えられます。
目安として、数日(3〜5日程度)食べない状態が続く場合は、体重や排泄の様子をいつもより注意して観察してみてください。
体重と行動をあわせて見る
判断の材料として役立つのが、
という点です。
「食べない」こと単体ではなく、全体の様子をセットで見る意識が重要です。
それでも心配なときは「環境」を疑ってみる

行動や食欲に不安を感じたとき、真っ先にカメ自身を疑ってしまいがちですが、実は飼育環境が原因になっていることも少なくありません。
特に冬は、
といった、目に見えにくい変化が起きやすい季節です。
具体的な温度設定や管理方法については、すでに別の記事で詳しく解説していますので、「もしかして環境かも?」と感じたら、そちらもあわせて確認してみてください。
「自分では判断がつかない…」と感じたときは、まず環境面を一度整理してみてください。
↓温度管理について詳しくはこちらの記事で解説しています↓

病院に行くべきサインの目安
様子見と判断してよいケースがある一方で、迷わず病院を検討したほうがよいサインもあります。
これらが複数当てはまる場合は、「もう少し様子を見よう」と引き延ばさず、専門の動物病院に相談することをおすすめします。
まとめ|冬は「何もしない判断」も大切
ロシアリクガメの冬の変化は、すべてがトラブルのサインとは限りません。
大切なのは、
そして、ときには何もしない選択をする勇気を持つことです。
不安になったときほど一度立ち止まり、リクガメの様子と環境を丁寧に見直してみてください。
冬は、何かを「足す」よりも、落ち着いて見守ることが、いちばんのケアになる季節でもあります。
冬は季節変化が大きい時期だからこそ、 観察→判断→必要なら相談 というステップをゆっくり踏んでいきましょう。
一歩立ち止まる判断が、ロシアリクガメにとって安心につながるはずです。
その冷静な判断が、ロシアリクガメにとっても、飼い主さんにとっても、安心して冬を乗り越える助けになるはずです。


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