こんにちは。めいです。
今回は、近年ペットとして大人気の クレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ) の飼育について詳しくご紹介します。
小さな体に愛らしい表情、手のひらサイズのこのヤモリは、初めての爬虫類飼育にもおすすめです。
とはいえ、犬や猫とは違う飼育ポイントがあるのも事実。
この記事では、クレステッドゲッコーの基本情報から、必要な飼育環境、食事、温度管理、注意点まで、徹底解説します!
クレステッドゲッコーってどんな生き物?

クレステッドゲッコーは、ニューカレドニア原産の樹上性ヤモリで、学名は Correlophus ciliatus。
日本では「オウカンミカドヤモリ」とも呼ばれています。
最大の特徴である、目の上から背中にかけて伸びる「まつ毛」のような突起は、英名の「Crested(とさか)」に由来します。
驚くほどカラーバリエーションが豊富で、モルフ(品種)も年々増えています。
赤やオレンジ、ダルメシアン模様など、まさに「選ぶ楽しさ」も魅力のひとつと言えるでしょう。
飼育に必要な基本セット
クレステッドゲッコーの飼育を始めるには、まずは以下の道具を揃えましょう。
1. 飼育ケージ
- 推奨サイズ:30×30×45cm以上(縦長がおすすめ)
- 素材:ガラス製、メッシュ製(通気性◎)
樹上性なので、高さのあるケージが適しています。
成体1匹であれば45cmクラスで十分ですが、広いほど活動的になります。
2. パネルヒーター(冬場用)
クレステッドゲッコーは熱帯性の生き物ですが、極端な高温はNG。
逆に冬の寒さには弱いので、20~26℃をキープする必要があります。
パネルヒーターだけでは温度キープに物足りない場合は、天板に置くタイプのヒーターを使用してもいいでしょう。
我が家は、20度以上のキープが難しいな・・と感じて、GEXのヒーティングトップを使っています。
同じ天井から温めるタイプの暖突と違い、天板に置くだけなので設置も簡単でした。
夏場はエアコンで冷却、冬場は暖房器具で保温してあげましょう。
3. 床材
床材は保湿・掃除のしやすさが重要です。
キッチンペーパーは衛生的ですが、見た目が味気ないかも・・・インテリア性重視ならヤシガラが人気です。
ちなみに我が家では、ヤシガラを使用しています。
排泄物の除去など、メンテナンスがしやすいので、個人的にはオススメです^^
4. シェルター・登り木・植物
クレステッドゲッコーは高いところが好きなので、登り木やツタ状のレイアウトがあると安心します。
レイアウトを工夫することで、ストレスの軽減にもつながります。
我が家では、100円均一の小さい突っ張り棒を2本と園芸用ネットをDIYして、クレス棒の代用として使用しています。
5. 水入れ&霧吹き
飲み水用の浅皿に加えて、毎日霧吹きで湿度を保つことが大切です。
壁についた水滴を舐めて水分補給することもあるため、ケージ内の湿度は常に意識しましょう。
食事と栄養管理
クレステッドゲッコーの食事は大きく分けて2つあります。
1. 人工フード(主食)
現在は専用のパウダーフードが販売されており、水で溶いて与えるだけでOK。
栄養バランスも良く、初心者にも扱いやすいです。
水の分量がわからない場合は、最初はクレスゾルを与えるのもOK。
そのまま与えられるチューブタイプで、初めての子にもぴったり。
あとからパウダーフードに切り替えるときも、水の分量の目安になるので便利ですよ^^
餌は、お皿に入れて一晩置いて、翌朝には取り替えましょう。
2. 昆虫(補助食)
人工フードだけでも飼育は可能ですが、たまに昆虫を与えると食いつきも運動量もUP!
与えすぎに注意し、週1回程度が目安です。
クレステッドゲッコーの性格とハンドリング
クレステッドゲッコーは非常に温和な性格で、個体によっては人の手に乗って遊ぶこともあります。
ただし、急な動きやストレスに敏感なため、触る時間は短めに。
特に注意したいのは「しっぽ」!
信頼関係を築くには「観察」が何より大切です。
よくあるトラブルと対処法
1. 食欲がない
→温度や湿度が適切か確認しましょう。脱皮前や環境変化のストレスも原因です。
2. 脱皮不全
→湿度不足が主な原因。霧吹きを増やすか、ウェットシェルターを導入しましょう。
3. 尻尾を落とした
→驚いたり、無理に掴まれたりすると尻尾を自切します。
命に関わることではありませんが、環境を見直すサインです。
まとめ|クレステッドゲッコーは初心者にも最適!

クレステッドゲッコーは、手間がかからず、人にも慣れやすい、非常に飼いやすい爬虫類です。
愛情をもって丁寧に世話をすれば、10年以上の長い付き合いができる相棒になりますよ。
これからクレスと一緒の暮らしを始める方の参考になれば嬉しいです!
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