【クレステッドゲッコー】ケージのサイズ選びからレイアウトのコツまで徹底解説

クレステッドゲッコー

クレステッドゲッコーを飼ううえで最も大切なのが「ケージ選び」です。

温度・湿度・通気性・高さなど、条件を満たしたケージを選ばないと、快適に過ごせないだけでなく、健康にも悪影響が出てしまいます。

この記事では、初心者でも失敗しないケージ選びのポイントと、おすすめのケージを紹介します。

実際に飼育している人の口コミや、クレステッドゲッコーの習性に基づいた選び方も解説するので、これからお迎えする人は必見です!


クレステッドゲッコーのケージ選びの基本

1. 縦に長いケージを選ぼう

クレステッドゲッコーは樹上性のヤモリで、木の上や壁を登るのが大好きです。

そのため、横幅よりも高さがあるケージを選ぶのが基本です。

  • 理想サイズ:幅30cm × 奥行30cm × 高さ45cm以上
  • 成体なら45cm以上あるとストレスが少なく、行動範囲も広がります。

特におすすめなのが、爬虫類専用のガラス製縦型ケージ

ガラスは保温・保湿性に優れており、霧吹きの湿気も逃げにくいため、クレスにとって快適な環境を保てます。


2. 通気性と保湿性のバランスが大切

クレステッドゲッコーは湿度60〜80%を好みます。

ただし、湿気がこもりすぎるとカビやダニが発生するので、通気性のあるケージが理想です。

おすすめは「前面ガラス+上部メッシュタイプ」。

霧吹きで湿度を上げつつ、上部のメッシュで空気が入れ替わる構造が最適です。


3. 掃除のしやすさも要チェック

霧吹きや排泄物で汚れやすいケージは、前開きタイプが便利。

上開きだと流木やシェルターを動かさないと掃除できない場合もあるので、手前の扉が開くケージを選ぶとメンテナンスが格段と楽になります。


クレステッドゲッコーの飼育におすすめのケージ

ここからは、実際にクレス飼育者に人気の高いケージを紹介します。

すべて通販で購入でき、初心者にも扱いやすいモデルを厳選しました!


1. 【エキゾテラ】グラステラリウム3045

爬虫類飼育の定番ブランド「Exo Terra(エキゾテラ)」の人気シリーズ。

クレステッドゲッコー飼育者の使用率No.1です。

  • 特徴:前開きドア、上部メッシュ構造、通気と保湿のバランス◎
  • サイズ:3045(幅30×奥行30×高さ45cm)
  • メリット:照明・配線用の穴あり、霧吹き後の湿度キープがしやすい
  • デメリット:ガラスなので少し重い

観音開きなのでメンテナンスもしやすく、使いやすい商品です。ただ、ガラスでしっかりした作りのため重いです。(楽天口コミ)

2. 【エキゾテラ】グラステラリウム ナノ/キューブシリーズ

エキゾテラよりも価格が少し安く、デザインがシンプル

小型の個体やベビー期のクレスにもおすすめです。

  • 特徴:小スペース設計で設置場所を選ばない
  • サイズ:ナノ(幅21.5×奥行21.5×高さ33cm)
  • メリット:軽くて扱いやすい
  • デメリット:成体にはやや狭い

この商品で色々な生き物を飼育していますが個人的には使い勝手が良いと思います。(楽天口コミ)

我が家もクレスベビー期でナノを使用しておりましたが、クレスだけでなく、幅広い生体に使われているのも納得の使い勝手です。


3. 【三晃商会】パンテオン ホワイト3045

組み立て式の縦型ガラスケージ。

白枠のデザインが室内インテリアにもなじみやすく、「おしゃれに飼育環境を整えたい」という方にもおすすめです。

  • 特徴:白枠で室内インテリアにもなじみやすいデザイン
  • サイズ:幅30.5×奥行30.5×高さ45cm
  • メリット:上部だけでなく、サイドにメッシュパネルがあり、通気性◎
  • デメリット:組み立て式なので、最初の設置が少々面倒

こちらのケージも前面扉のおかげで、掃除やレイアウトの変更など、毎日の管理がラクにこなせます。

エキゾテラのケージシリーズとは違い、ペットショップでよく見るような個別の鍵付きロック(鍵が本体と別)になっているので、無くさないように注意しましょう。


ケージ内レイアウトのポイント

1. 登れる流木・ツタを設置

クレスは木登りが大好き!

流木・コルクバーク・プラツタなどを立体的に配置しましょう。

高さのあるレイアウトにすると、運動不足やストレス予防にもなります。

また、枝を斜めに組むことで、登りやすく降りやすい自然な動きができます。

ケージ全体を「上下に移動できる立体空間」として意識すると理想的です。


2. フラットに休める場所を作る(フロッピーテール予防にも◎)

クレステッドゲッコーは、ガラス面やケージの角で逆さまに寝る習性があります。

この姿勢を長期間続けると、尾が反り返るフロッピーテールを引き起こすことがあります。

その予防のためにも、**体をまっすぐに休める「平らな場所」**を作ってあげましょう。

おすすめは以下のようなレイアウトです

  • 横向きに固定した流木やコルクバーク
  • 大きめのフェイクグリーンの葉
  • ハンモックやシェルフ状の足場
  • クレス棒(Crested Gecko Bar)

これらを設置することで、クレスが逆さ寝ではなく、「平らな姿勢でリラックスできる場所」を選びやすくなります。

結果的に、姿勢の偏りを防ぎ、フロッピーテールのリスク軽減につながります。

我が家では、100円均一で、突っ張り棒や、フェイスグリーンなどを使ってフラットなリラックスできる場所を作りました。

ケージ幅に合うよう、突っ張り棒の調整が少々面倒ではありましたが、日中はフェイスグリーンの影に隠れるようにフラットスペースで休んでいますよ^^


3. シェルター・隠れ家を作る

クレスは夜行性で、日中は暗く狭い場所に隠れるのを好みます。

葉の多いフェイクグリーンや、コルクシェルターを入れて安心できる環境を作りましょう。

高い位置と低い位置の両方に隠れ家を設けると、気分によって寝る場所を選べます。


4. 床材は湿度を保てるものを

おすすめは「ヤシガラ土」「水苔」「レプティバーク」など

霧吹きで湿らせやすく、保湿性も高いです。

新聞紙やペットシーツでもOKですが、見た目は少しシンプルめで、湿度もやや保ちにくい印象です。


ケージ内の温度・湿度管理

  • 温度:25〜28℃が理想。冬場はパネルヒーターで底面を温めよう。
  • 湿度:60〜80%を維持。1日2〜3回霧吹きをして保湿。
  • 照明:UVライトは必須ではないが、昼夜リズムを整えるために照明をつけると◎。

湿度が下がりすぎると脱皮不全を起こすことがあるため、湿度計を設置して常にチェックするのがポイントです。


まとめ:快適なケージ環境がクレスの健康を守る

クレステッドゲッコーのケージは、「縦長タイプ+通気性+保湿性」を兼ね備えたものを選ぶのが鉄則です。

用途・特徴おすすめケージ
初心者・定番エキゾテラ グラステラリウム3045
ベビー・省スペース飼育エキゾテラ グラステラリウム ナノ
おしゃれ重視三晃商会 パンテオン ホワイト3045

快適な環境を整えれば、クレステッドゲッコーは10年以上元気に暮らせます。

ぜひ、あなたの部屋や飼育スタイルに合ったケージを選んであげてくださいね^^


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