ある日、うちのフトアゴヒゲトカゲのお尻を見ると、見慣れない赤いものが飛び出していました。
最初は何が起きているのか分からず、正直かなり焦りました・・・
調べていくうちに、それが「総排泄腔脱」という症状の可能性があると知りました。
この記事では、実際にうちのフトアゴヒゲトカゲが総排泄腔脱になったときの様子や、動物病院での処置、その後の経過についてまとめています。
総排泄腔脱とは?フトアゴヒゲトカゲに起こる症状
フトアゴヒゲトカゲの「総排泄腔脱」とは、本来体の内側にある排泄器官の一部が外に飛び出してしまう状態のことをいいます。
見た目としては、お尻から赤い組織のようなものが出ているのが特徴で、初めて見ると驚いてしまう飼い主さんも多い症状です。
もれなく我が家も驚きました・・・
この状態は一時的に戻ることもありますが、放置してしまうと乾燥や傷、感染のリスクが高まるため注意が必要です。
特に乾燥が進むと組織がダメージを受け、最悪の場合、組織が壊死してしまう可能性もあります。
また、見た目が似ている症状として「排便の一部が残っているだけ」のケースもありますが、素人判断は難しいため、少しでも異常を感じた場合は早めに動物病院で診てもらうことが大切です。
応急処置と動物病院での処置内容

フトアゴヒゲトカゲに総排泄腔脱が見られた場合は、自己判断で対処せず、できるだけ早く動物病院を受診することが大切です。
すぐに動物病院で診てもらうことがベストですが、自宅から動物病院まで遠かったり、午前の診療が終わっていて診てもらうまでに数時間かかってしまう・・など、すぐに診てもらえない場合もあるかと思います。
ここでは、実際に見られる症状や応急的な対応、そして動物病院での処置について解説します。
どんな症状が出ていたか
フトアゴヒゲトカゲの腸の一部が飛び出している画像が出てきます。苦手な方はご注意ください。
総排泄腔脱が起きると、見た目にわかりやすい変化が現れます。
冒頭でもお話しした通り、お尻から赤い組織のようなものが出ていることが主な症状です。
症状を見た時の印象は、お尻にいちご飴がくっついているような感じでした。

我が家の床材は、デザートブレンドを使用していたため、発見時は飛び出した腸に砂がくっついた状態でした。
そのため、まずは温浴で砂を洗い落とし、砂が再びつかないよう、別のケージに移しました。
応急処置としてできること
総排泄腔脱が疑われる場合、最優先は動物病院の受診ですが、すぐに行けない場合は悪化を防ぐための応急的な対応が必要になることもあります。
実際、我が家では動物病院の午前診療の受付が終了しており、午後の診療となったため、発症から受診まで数時間、間がありました。
総排泄腔脱で一番避けたいのが、乾燥です。
乾燥しないように、キッチンペーパーを濡らして、患部に巻きつけました。

画像ではキッチンペーパーのみ巻いていますが、キッチンペーパーが乾かないように、ラップをその上から巻いて乾燥を防ぎました。
尻尾側にだけ巻くと脱げてきちゃうので、ラップ2枚をクロスしてオムツを履かせるように巻くのがおすすめです。
動物病院での処置
動物病院では、症状の状態に応じて適切な処置が行われます。
一般的には、飛び出してしまった組織を元の位置に戻す処置が行われることが多く、状態によっては炎症や感染を防ぐための薬が処方されます。
また、再発のリスクがある場合には、飼育環境や食事内容についてアドバイスを受けることもあります。
うちのフトアゴの処置では、潤滑剤をつけた綿棒でくいくいっと優しく押し戻してくれました。
炎症止めで、薬を2週間分処方していただき、あとは経過観察・・・
食事の方法についても、野菜を細かく刻んであげることや、こまめな水分補給をすることなどのアドバイスをいただき、その後は再発もなく元気に過ごしております。
総排泄腔脱の原因として考えられること
フトアゴヒゲトカゲの総排泄腔脱は、ひとつの原因だけで起こるとは限らず、いくつかの要因が重なって発症することがあります。
主な原因としては、以下のようなことが考えられます。
- 便秘や排便時のいきみ(我が家はこれ)
- カルシウム不足による筋力の低下
- 産卵(メスの場合)
- 寄生虫や体調不良など
また、飼育環境や温度が適切でない場合も、消化不良や排便トラブルにつながり、結果として総排泄腔脱を引き起こすことがあります。
このように原因はさまざまで、はっきりと特定できないケースも少なくありません。
フトアゴの治療費の目安

フトアゴヒゲトカゲの総排泄腔脱の治療費は、症状の程度や処置内容によって異なりますが、一般的には数千円〜1万円前後になることが多いです。
比較的軽度の場合は、飛び出した組織を元に戻す処置と薬の処方のみで済むケースもあり、その場合は大きな費用にはならないこともあります。
我が家の場合は、元に戻す処置のほかに、お腹にしこりのようなものがあったためエコー検査があり、少し割高となりました。
内容としては、元に戻す処置、エコー検査、薬の3点で10,000円ちょっとでした。
病院によって料金設定はまちまちですが、元に戻す処置と薬だけなら数千円で済むのかな、といった印象ですね。
ただし、状態が悪化している場合や、縫合などの処置(排泄口のサイドを1〜2針ずつ縫う処置)が必要になる場合は、さらに費用がかかる可能性もあります。
いずれにしても、早めに受診することで重症化を防ぎ、結果的に費用を抑えられることも多いです。
総排泄腔脱を見つけたときの対応まとめ
フトアゴヒゲトカゲの総排泄腔脱は、突然起こることがあり、初めて見るととても驚く症状です。
実際に私も最初は何が起きているのかわからず、不安な気持ちになりました・・・
ですが、早めに動物病院を受診したことで、適切な処置を受けることができ、安心することができました。
総排泄腔脱は、便秘やいきみ、環境などさまざまな要因が関係して起こるとされています。
そのため、日頃の飼育環境や体調の変化に気を配ることも大切です。
もし同じような症状が見られた場合は、
- 無理に触らない
- 乾燥させないようにする
- できるだけ早く動物病院を受診する
といった対応を意識してみてください。
この記事が、同じ症状で不安になっている方の参考になれば幸いです。

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